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リバウンドはして当たり前?ダイエット失敗の原因を科学的に解説する

ダイエット成功
 
せっかく苦労してやせたのに、いつの間にかまた体重が元通り……。
ダイエットに何回も失敗している。
ダイエットしても、失敗する人のほうが圧倒的に多く、その割合は9割だとか。
よほど強い意志がないとダイエットには成功できないようです。
なぜでしょうか。

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ダイエットに失敗する理由

ダイエットが成功しない謎を、神経科学者のサンドラ・アーモッドさんが科学的に解説しました。
人の体重をコントロールしているのは、脳の視床下部というところです。
視床下部は自律神経を司り、交感神経と副交感系の調整を行っています。
昼は体の機能を活発にし代謝を行ったり、夜は体を休ませるなどの調節しています。
食欲や代謝のコントロールを行うのも視床下部で、これは意識して動かすことはできません。
体が自然に行っている働きなんです。

体重を減らしても、すぐ元に戻ってしまう。
それは、脳には適正と設定された体重があるからなんです。
これはセットポイントと呼ばれるものですが、ダイエットで体重が落ちても脳はこのセットポイントに戻そうとして、体に「体重を増やせ」と信号を送ります。
すると空腹を感じやすくなったり、エネルギー代謝が落ちて行きます。
やせるとお腹がすきやすくなるのは、そういうわけなんです。

それは、人間の生存能力と関係しています。
体重が減ると体は飢餓モードに切り替わり、少ないエネルギーでも生きていけるようにします。
それが結果的にリバウンドの原因になってしまうんです。
体重の1割が減ると、エネルギー消費が250~400キロカロリー減るといいます。
体重が減ったからと安心して何もしないでいると、毎日余分に250~400キロカロリー摂取していることになります。
それはご飯1膳分~きつねうどん1杯分ほどに相当します。
ウォーキングなら1~2時間続けないと消費できない量です。

1キロ増えるのに7200キロカロリー必要なので、そのままだと毎月1キロは確実に太っていくことになります
ダイエットしてやせると、逆に太りやすくなってしまう……というのは、そういう理由からなんです。
体重が減る、ということは、人間が生きている上で、それだけで危険なことで、生命の危機と脳が判断するんですね。

 

ダイエッターのほうが普通の人より太りやすい?

「ダイエット中だからおやつは食べない」「太るから甘いものは絶対食べない」と自分で制限している人のほうが、自由気ままに食べている人より太りやすい、とある心理学者は語っています。
ストイックにダイエットに取り組んでいる人より、自分の欲求に素直で、空腹を感じたら食べる、という人のほうが太りにくい傾向にあるとか。
実際に神経科学者サンドラ・アーモッドさんも、30年間ダイエットの失敗を繰り返していた張本人。
それが、空腹を感じたら食べる、という自然な方法に切り替えた結果、何もしなくても勝手に5キロやせたそうです。

 

「してはいけない」の落とし穴

「太るからケーキは食べない」と決心したものの、頭の中がケーキのことでいっぱいになってどうしようもなくなった経験はありませんか?
「シロクマのことだけは考えるな」という心理学者が書いた有名な本があります。
シロクマ実験という研究があり、シロクマのビデオを見せた後「シロクマのことを覚えておけ」と言われた人と、「シロクマのことは考えるな」と言われた人を1年後調べました。
その結果「考えるな」と言われた人のほうが、ビデオの内容を詳しく覚えていたそうです。

「してはいけない」と制限されると、なぜか人はそれをしてしまう。
食べてはいけない、と思うと、つい食べたくなるのが人間の性分なのかもしれませんね。
つまり、ダイエットを意識している人のほうが逆に太りやすい、という何とも皮肉な話なんです。

じゃあどうすればいいの?と思いますよね。
脳が適正とした体重は、自分の意志で変えることはできません。
セットポイントは簡単に下げることはできない、とサンドラ・アーモッドさんは言っています。
また、何年も太った状態でいると脳がそれを適正だと判断して、やせにくくなります。
もともと肥満だった人がダイエットに成功しても、すぐにリバウンドしてしまうのはその難しさを物語っています。

 

食べないだけのダイエットからの脱却を

食べることは楽しいことです。
手っ取り早く幸せな気持ちになるものです。
でも、お腹が空いていないのに「何となく口が寂しいから」「食べとかないともったいないから」とついムダ食べをしていませんか?

お腹がすいたら普通に食べる。
ダイエットは食事制限に偏らず、筋トレやジョギングなど、体を動かす楽しさを追求してみては?
「食べない」「運動しなきゃ」と自分を制限したり義務感を感じるのではなく、心から楽しいと思える方向にもっていって、気づいたらやせていた、という結果になればベストです。

「ジムの帰りに友達とケーキ屋さんによるのが楽しい!」というのもいいですが、

「ピラティスのクラスが楽しい」
「走っている爽快感がクセになる」

など、今やっていることが心から楽しくなれると、食べ物への執着からも解放されるのではないでしょうか?

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