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下半身太りに潜む股関節周りの意外な問題点…股関節の構造と筋肉


 
下半身の動きの要となっているのが、股関節です。
股関節は、大腿骨(太ももの骨)と骨盤で構成された関節で、大腿骨頭(大腿骨の先端で丸くなっている部分)が、寛骨臼(骨盤にあるくぼみ)にすっぽりとはまっています。股関節は、体重を支え、スムーズな動きを可能にするためにも安定性が必要なことから、関節唇とよばれる繊維軟骨が大腿骨頭を包み込み、強靭な靭帯により外れたりしないように守られています。

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6方向に動かせる股関節

お餅つきで使う臼のくぼみが寛骨臼で、その中に、ボールのような大腿骨頭が収まっているような関節で、臼状関節と呼ばれる関節の分類がされています。臼状関節の特徴は、多方向に動かすことができることです。膝の関節と比べると分かるように、膝関節は曲げ伸ばししかできませんが、股関節の動きは6方向で、屈曲・伸展・(曲げる・伸ばす)、外転・内転(開く・閉じる)、内旋・外旋(捻る)です。こうした6つの動作を連動させて行うことで、何かをまたいだり歩いたりするような、複雑な動きを可能にしています。

このように、複雑に動く股関節ですが、関節を動かすためには筋肉が必要です。たくさんの方向に動くという事は、たくさんの筋肉の働きがあるのです。股関節の動きには、太ももやお尻についている筋肉で23種類もの筋肉が関わっています。1つの関節にこれだけの数の筋肉が関わっているのは、かなり多い方といえます。

 

股関節を取り巻く筋肉と脂肪との関係

ここまでの説明でも、股関節がいかに複雑で繊細な関節であるか分かったと思います。下半身太りで気になる部分のほとんどの動きには股関節が関わってくるのです。
筋肉には、関節を動かす機能をもつ筋肉もあれば、股関節を固定するために働く筋肉もあります。こうした筋肉のうち、1つでもうまく機能しないと、連動して他の筋肉の機能も低下させてしまいます。股関節の可動域(運動する範囲)も狭くなります。そうして動きが悪くなった部分には、狙ったように脂肪が蓄積していきます。

 

鍛えにくい臀部の筋肉

特に見落としがちなのが、臀部の筋肉です。お腹や太ももは自分でも意識しやすい部分なので気にする人も多いのですが、臀部の筋肉をしっかり鍛えてケアをしている人は少ないです。そのため、股関節の動きに支障が出てお尻が大きくなったり、太ももが太くなったりしていることも考えられます。もちろん太ももの筋肉も大切なのですが、まずは、臀部の筋肉の働きがしっかり保たれていないと他の筋肉もちゃんと動かないのです。
歩くときに良くつまずく、足を引きずって歩く、脚の長さが違うなど、心当たりのある人は臀部の筋肉に問題があるのかもしれません。

次は、股関節の動きの中心となる臀筋の働きと、そのトレーニング方法を紹介します。

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